ノイズキャンセラー用「Mini-Whip」の製作
10年ほど前に話題になったオランダのPA0RDT局考案の「The pa0rdt-Mini-Whip」をノイズキャンセラー”ANC-4+”のノイズ受信アンテナとして使用するため、自作しました。
製作には、CQ ham radio別冊 QEX Japan No.10に掲載された記事を参考にしました。

回路はいたって簡単。
ハイインピーダンス入力の信号をソース・フォロア、エミッタ・フォロアの2段インピーダンス変換器を通して公称50オームインピーダンスにして、受信機に送り込みます。
アンテナ利得は0dBです。

変更点:
2N5109→2SC5533
100nF→0.01μFと220pFの並列接続
電源電圧12v→9v
30mm×40mmの銅箔とソース・フォロア、エミッタ・フォロアの2段インピーダンス変換器はこのようになってます。

12v電圧を3端子レギュレーターで9vに変換し、同軸ケーブルに通電するBias Teesがこちら

ケースはVU40の塩ビ管と塩ビキャップです。 長さ150mm

Mini-Whipをベランダに設置した様子です。

ノイズキャンセルの様子は次回に紹介します。
製作には、CQ ham radio別冊 QEX Japan No.10に掲載された記事を参考にしました。

回路はいたって簡単。
ハイインピーダンス入力の信号をソース・フォロア、エミッタ・フォロアの2段インピーダンス変換器を通して公称50オームインピーダンスにして、受信機に送り込みます。
アンテナ利得は0dBです。

変更点:
2N5109→2SC5533
100nF→0.01μFと220pFの並列接続
電源電圧12v→9v
30mm×40mmの銅箔とソース・フォロア、エミッタ・フォロアの2段インピーダンス変換器はこのようになってます。

12v電圧を3端子レギュレーターで9vに変換し、同軸ケーブルに通電するBias Teesがこちら

ケースはVU40の塩ビ管と塩ビキャップです。 長さ150mm

Mini-Whipをベランダに設置した様子です。

ノイズキャンセルの様子は次回に紹介します。
「リキッド・エレクトリカル・テープ」を使ってみる
CQ ham radio 2022年7月号に「リキッド・エレクトリカル・テープ」なるものが紹介されていた。
自動車のメンテナンスや修理等に使われていて、米国ではホームセンターでも売られているらしい。
記事では、自作アンテナの陸式端子の防水処理に使っている。
防水性、速乾性、乾燥後の柔軟性(柔らかさ)にすぐれているらしい。

記事で紹介されたものはアマゾンでも売られているが、お高いので、お安いものをアマゾンで探してみた。
”液体絶縁テープ”で探すと結構たくさん見つけることができる。ほとんどが海外製のようだ。
こちらを購入→液体絶縁テープ
自分が購入したのがこれ。 50mlで639円 白色のもの。

早速使ってみた。
一か所はATU制御ケーブルのコネクタ接続部分の補修。

もう一か所はコモンモードフィルターの同軸レセクタプルの防水として。

接着剤のように塗り伸ばせばいい。

レセプタクルを密着させてねじ止めする。


乾燥前に指先やピンセットで形を整える。接着剤のように指にべたべたくっつかないところはgoodです。
乾燥しても硬化せず、柔軟性を保ってくれるので、乾燥後は事故癒着テープのように扱えるのも良い。
レセプタクルの内側も形を整えて防水効果を高める。

これは便利ですよ。
自動車のメンテナンスや修理等に使われていて、米国ではホームセンターでも売られているらしい。
記事では、自作アンテナの陸式端子の防水処理に使っている。
防水性、速乾性、乾燥後の柔軟性(柔らかさ)にすぐれているらしい。

記事で紹介されたものはアマゾンでも売られているが、お高いので、お安いものをアマゾンで探してみた。
”液体絶縁テープ”で探すと結構たくさん見つけることができる。ほとんどが海外製のようだ。
こちらを購入→液体絶縁テープ
自分が購入したのがこれ。 50mlで639円 白色のもの。

早速使ってみた。
一か所はATU制御ケーブルのコネクタ接続部分の補修。

もう一か所はコモンモードフィルターの同軸レセクタプルの防水として。

接着剤のように塗り伸ばせばいい。

レセプタクルを密着させてねじ止めする。


乾燥前に指先やピンセットで形を整える。接着剤のように指にべたべたくっつかないところはgoodです。
乾燥しても硬化せず、柔軟性を保ってくれるので、乾燥後は事故癒着テープのように扱えるのも良い。
レセプタクルの内側も形を整えて防水効果を高める。

これは便利ですよ。
ATU式ループアンテナ(改)の飛び1
ATU式ループアンテナの改造(負荷補償コイル追加)
ATU/CG-3000+ロングワイヤーアンテナに25Ω負荷補償抵抗を接続してATU式ループアンテナ化したのは、以前投稿した。
<LWアンテナ改めATU式ループアンテナの設置>
ATU式ループアンテナにさらに負荷補償コイルを負荷補償抵抗に直列接続したのが今回の改造。

負荷補償コイルを付加すると
① チューニング時間が短縮される。
② ATU内蔵のコイルの負担が軽減される。
③ 損失が低減し、効率が上がる。
という都市伝説的な噂を耳にしたので、試してみることにした。
負荷補償コイルはペットボトルにアルミ線を巻いた簡単なもの。 容量は18μH
ATU内蔵のコイルよりはQは大きいはず。


1.9MHzから28MHzまでの各バンドにおける”みなしSWR”は下表のとおり。
改造まえよりも良くなった感じ。
電源投入直後は1.9MHzにおけるチューニング時間は8秒ほどかかるが、その後のチューニング補正時間は2秒ほどに収まる。
各バンドにおいても2秒ほどで収束してくれる。 都市伝説①はまんざら嘘ではないらしい。

とりあえずの実感:
・マッチングの安定感は以前より良くなって、回り込みも感じない。
・受信感度は代り映えしないが、飛び(送信)は少し良くなったような。 悪くはなっていない。
しばらく使ってみよう。
<LWアンテナ改めATU式ループアンテナの設置>
ATU式ループアンテナにさらに負荷補償コイルを負荷補償抵抗に直列接続したのが今回の改造。

負荷補償コイルを付加すると
① チューニング時間が短縮される。
② ATU内蔵のコイルの負担が軽減される。
③ 損失が低減し、効率が上がる。
という都市伝説的な噂を耳にしたので、試してみることにした。
負荷補償コイルはペットボトルにアルミ線を巻いた簡単なもの。 容量は18μH
ATU内蔵のコイルよりはQは大きいはず。


1.9MHzから28MHzまでの各バンドにおける”みなしSWR”は下表のとおり。
改造まえよりも良くなった感じ。
電源投入直後は1.9MHzにおけるチューニング時間は8秒ほどかかるが、その後のチューニング補正時間は2秒ほどに収まる。
各バンドにおいても2秒ほどで収束してくれる。 都市伝説①はまんざら嘘ではないらしい。

とりあえずの実感:
・マッチングの安定感は以前より良くなって、回り込みも感じない。
・受信感度は代り映えしないが、飛び(送信)は少し良くなったような。 悪くはなっていない。
しばらく使ってみよう。
NanoVNA-H4で1.2GHzプリンテナのSWRを測る
小型ベクトルネットワークアナライザー”NanoVNA-H4”を購入したら最初にやってみたかったのは、1.2GHzプリンテナのSWR測定。

1.2GHzプリンテナは、言わずと知れたFCZ研究所の寺子屋シリーズNo191番のキット。
正式名?は、5エレメント八木宇田プリンテナ
ずいぶん昔のハムフェアで買って、作ったけど、1.2GHz帯を測れるSWR計も無かったので、あまり使うことはありませんでした。
それから数十年。
技術の進歩でアマチュア無銭家でもお安く入手できるベクトルネットワークアナライザーの登場で、容易に1.2GHz帯のSWRが測れるようになりました。
しかし、NanoVNA-H4の画面は4インチしかないので、PCに”NanoVNASaver”というソフトをインストールし、COMポートを介してNanoVNA-H4本体と接続してPCの大きな画面で測定観察を行います。
その前に、NanoVNA-H4の校正(キャリブレーション)は必須です。
キャリブレーションのやり方は、ここにわかりやすく解説されています。 NanoVNA-H4もNanoVNAもやり方は同じ。 ただし、1.5GHzまでをキャリブレーション範囲とします。
【途中省略で測定結果だけ紹介】
測定範囲は、23cmバンドの下から上まで。 1260MHz~1300MHzとしました。

拡大画像(左)

拡大画像(右)
バンド内のSWRは、2.0以下で、1286MHzあたりがボトム、SWR1.14のようです。

JARL最新バンドプラン(1200MHz帯)と比較した限り、SWR上、十分使えるアンテナであることがわかりました、


1.2GHzプリンテナは、言わずと知れたFCZ研究所の寺子屋シリーズNo191番のキット。
正式名?は、5エレメント八木宇田プリンテナ
ずいぶん昔のハムフェアで買って、作ったけど、1.2GHz帯を測れるSWR計も無かったので、あまり使うことはありませんでした。
それから数十年。
技術の進歩でアマチュア無銭家でもお安く入手できるベクトルネットワークアナライザーの登場で、容易に1.2GHz帯のSWRが測れるようになりました。
しかし、NanoVNA-H4の画面は4インチしかないので、PCに”NanoVNASaver”というソフトをインストールし、COMポートを介してNanoVNA-H4本体と接続してPCの大きな画面で測定観察を行います。
その前に、NanoVNA-H4の校正(キャリブレーション)は必須です。
キャリブレーションのやり方は、ここにわかりやすく解説されています。 NanoVNA-H4もNanoVNAもやり方は同じ。 ただし、1.5GHzまでをキャリブレーション範囲とします。
【途中省略で測定結果だけ紹介】
測定範囲は、23cmバンドの下から上まで。 1260MHz~1300MHzとしました。

拡大画像(左)

拡大画像(右)
バンド内のSWRは、2.0以下で、1286MHzあたりがボトム、SWR1.14のようです。

JARL最新バンドプラン(1200MHz帯)と比較した限り、SWR上、十分使えるアンテナであることがわかりました、
