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HamClockとJTDXを連携してみる

HamClockとJTDXの連携”については、HamClockマニュアルのPage8のDXclusterのところに記載されている。
 しかし、英文マニュアルだけでは、今一手順が解らなかったので、Hamclockの製作者であるWB0OEW、ELWOOD氏にメールをして聞いてみた。
 メールのやり取りでなんとか連携ができるようになったので、手順を覚書としてここに残しておく。

1.JTDXのSettingsからReportingタブを開いて、Primary UDP Server欄にブロードキャストアドレスをセットする。
 ※ブロードキャストアドレスは各ネットワーク環境によって異なる。

Hamclock2_2022092615593779e.jpg

2.HamClockの設定画面<Page2>でClusterのhostとして”JTDX”を入力する。(下の画面)
 PortはJTDXのPrimary UDP Serverで設定したUDPと同じ数字を入力する。

DX_Cluster.jpg

3.DX Cluster枠はHamClok表示画面の右上の右から2番目の枠をクリックして表示される設定において、”DX Cluster”にチェックを入れる。 OKをクリックして、準備設定はこれで終了。

DX_Cluster_pane1.jpg

JTDXのFT8モードにおいて、任意の局をダブルクリックすると、呼び出した局の情報がDX Cluster枠内に表示される。
Gridを付けない局は表示されないようだ。
DX_Cluster_pane2.jpg

Hamclock全体画面はこのようになっています。
マップ上には相手局のGrid近くに相手局のコールサインが表示されます。

DX_Cluster_pane4_2022092619283639c.jpg

苦労した割には表示される情報が少ないように思われますが、ちょっとこれで様子をみます。




高機能時計「HamClock」をWindowsPCで動かす

以前から「HamClock」というアマチュア無線無線家にとって便利なツールがあることは知っていたが、Linux環境でしか動作しないものと思っていたが、Windows上でも動かせることがわかった。
Hamclock」は、
アマチュア無線業務に必須な世界時計以外に、
・地理
・タイムゾーン
・太陽活動(SSN、MUFなど)
・日の出/日の入り時刻
・グリッドロケーター
・ビームの向き
e.t.c
を知らせてくれる便利なアプリケーションソフト。
Screenshot_20220914-221935~2

設定内容は豊富にあるようだ。
Screenshot_20220914-205546~2
実際に使ってみないとどんな機能があるかわからない。
ということで、実現にTRYしてみる。

HamclockはRasperryPi、Linux、MACで動作することは知られているが、色々調べると、そのあたりの環境を持っていなくても工夫次第でWindowsPC上で動作させることができることがわかった。

【Windows上でLinuxを動作させるための実行環境】
Linuxをインストールする準備として「Linux用Windowsサブシステム(WSL)」を有効化する。
”Linux用Windowsサブシステム”にチェックを入れる。
windowd_Linux.jpg

Windows10(64bit版)であることは必須だが、バージョンが古い場合、この表示がでない。その場合はWindowsの更新を実行すれば表示される。(当局はそうだった)

【Linuxディストリビューションをインストールする】
Linuxディストリビューションとして「Ubuntu」をインストールした。
① <ここ>からUbuntu Desktop 22.04.1 LTSをダウンロードした。
② Ubuntu ISOイメージファイルをダウンロードできたら、UbuntuをUSBから起動する【ブータブルUSBドライブ】を作成する。
③ BIOSの設定を変更し、作成した【ブータブルUSBドライブ】からPCを起動
④ 一連の流れでUbuntuをインストールする。
   こちらのサイト参照
⑤ PCを起動するとUbuntuが起動するように設定。

この辺の作業にはこの本が役に立った。

KIMG1034~2

起動したOS UBUNTU画面
Ubuntu_P.jpg

ここからがメイン作業。

【Hamclockのインストールと動作】
HamClockのインストールについては、こちらのサイトを全面的に採用させてもらった。だたし、英語で書かれています。
UBUNTUにHamClockをインストールする方法

Linux環境に慣れている人には難しくないかもしれませんが、何十年もWindowsばっかり使っていた当局にとっては、結構大変でしたが、なんとかできました。
当局のモニター環境には解像度1600x960がちょうどよかった。
パソコンを立ち上げると、HamClockが自動起動するようになっています。インテリア代わりですね。
KIMG1040~2

とりあえず、メインのマップはMUF。色々いじくってみます。

FT8をリモートデスクトップで運用する

現在、シャックは2階にある。
FT8モードの運用をする場合は、ノートPC画面をディアルモニター設定にして、写真のように第1モニター画面にJTDXを出し(TurboHamLogは最小化)、第2モニター画面(写真右上)にGridTrackerとPskreporterを表示している。

KIMG1022~2

しかし、ずっと2階シャックにいると、夏は暑いし、家庭内SWRも上昇するので、1階のリビングルームで2階のノートPCの画面をモニターして、珍局が出現した時だけ2階に行くために「Chromeリモートデスクトップ」を導入してみた。

下写真は、2階シャックのノートPCと1階リビングルームにあるAndroidタブレットリモート接続した時のAndroidタブレット側の画面。
表示速度などにストレスは感じない。
KIMG1020~2

Androidタブレットの画面(タッチスクリーン)を左にスクロールしてやれば、ノートPCの第2モニター画面が表示できる。
KIMG1021~2

リモートデスクトップなので、Androidタブレット側の操作でFT8の送受信も可能だが、あくまでPCをリモート操作できるだけで、Rigや周辺機器のコントロールは2階シャックに行ってやらなければならない。
ノイズキャンセラーやATUの具合は時々見る必要はある。
まあ、2階シャックに籠る時間が減って、家庭内SWRの低減には貢献してくれているようです。Hi Hi




プロフィール

JI1NNE

Author:JI1NNE
自己紹介

1975年に電話級アマチュア無線技士従事者免許を取得、高校クラブ局を経てアマチュア無線局
『 JI1NNE 』 開局
・第一級アマチュア無線技士
・日本アマチュア無線連盟
 (JARL)ライフメンバ会員

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